GTAV スクリプトMOD開発講座 環境構築編

はじめに

本ブログでは、不定期にGTAVのスクリプトMODの作り方を解説していきたいと思います。
なお、Script Hook V .NET を利用したC#での開発を前提に解説します。
C#の文法や書き方についてはまでは解説しませんので、C#がわからないという方は各自ググッてください。

ScriptHookV.NETでMODを動かす方法

ScriptHookV.NETでMODを動かすには、下記の2つの方法があります。

  • プログラムが書かれたソースコードファイル(csファイル)を直接読み込ませる
  • 一度コンパイルし、ビルドされたファイル(dllファイル)を読みこませる

先に言ってしまうとcsファイルを直接読み込ませる方法は推奨できません。dll化する方法を推奨します。
理由はいろいろありますが、一番はdllにしておいたほうが安全だからです。
dll化する時にコンパイラがエラーチェックをしてくれるので、GTAVを実際に起動してから動かなかったというミスをなくすことができるからです。

環境構築

Visual Studio Communityをインストールする

Microsoftのサイトより、Visual Studio Community(無償)をダウンロードし、インストールしてください。
2013/2015のどちらでも開発はできますが、2015の方が最新版のC#が使えるのでオススメです。

インストールは1~2時間くらいかかることがあるので、気長に待ちます。起動時にMicrosoftアカウントを要求されるので、先に登録しておきましょう。

新しくプロジェクトを作る

インストールが終わったらVisualStudioを起動し、新しくプロジェクトを作ります。

スタートページに表示されている「新しいプロジェクト...」をクリックしてください。
(スタートページが表示されていない場合は、 ファイル → 新規作成 → プロジェクト )

f:id:torisoup:20150926004800p:plain

するとプロジェクト作成ダイアログが開くので、左側のメニューからVisualC#を選択し、中央のメニューからクラスライブラリを選択してください。 また、利用する.NET Frameworkのバージョンは4.6にしてください(4.5.2でも動くけど、せっかく使えるなら最新版にしておきましょう)
ダイアログ下部で名前と保存場所を聞かれるので、こちらは適宜入力してください。

f:id:torisoup:20150926005311p:plain

以上でプロジェクトの作成は完了です

ScriptHookVDotNet.dllを参照に加える

このままではVisualStudioはGTAVのことを何も知らないので、GTAVの機能にアクセスできるようにScriptHookVDotNet.dllをVSの参照に加えて上げる必要があります。
まず、最新版のScriptHookV.NETをダウンロードしてください。

ダウンロードしたら、中身のScriptHookVDotNet.dllを間違えて消すことが無いようなディレクトリに移動させましょう。

f:id:torisoup:20150926010200p:plain 良い場所が思いつかないなら、先ほど作成したプロジェクトファイルと同じ場所に置いておくとよいかも。

続いて、VisualStudioのソリューションエクスプローラーを開き、参照を右クリックして参照の追加を選択してください。
f:id:torisoup:20150926010506p:plain

すると参照マネージャが開くので、左側メニューのアセンブリを選択し、一覧の中から「System.Windows.Forms」を探してチェックを入れてください。 f:id:torisoup:20150926012205p:plain

続いて、右下の参照をクリックしダイアログから先ほどのScriptHookVDotNet.dlを指定します

f:id:torisoup:20150926010743p:plain

参照登録が成功すれば、ソリューションエクスプローラーの参照メニューの中に「System.Windows.Forms」「ScriptHookVDotNet」が追加されているはずです。

f:id:torisoup:20150926012441p:plain

以上で参照設定は終わりです。

簡単なスクリプトを書いてみる

それでは、試しに簡単なスクリプトを書いてみましょう。 まず、最初から登録されているClass1.csファイルの名前を「VehicleSpanwer.cs」に変更しましょう。 名前の変更はソリューションエクスプローラーからClass1.csを右クリックし名前の変更から行えます。

続いて、ソリューションエクスプローラーのVehicleSpanwer.csをダブルクリックして開き、中身をまるごと以下のコードに置き換えて下さい。

F7キーを押したら車を生成する

スクリプトの内容の解説は次の記事で行います。

dllファイルをビルドする

VehicleSpanwer.csの書き換えが終わったら、続いてdllファイルをビルドします。

まず、上部のメニューからビルドターゲットを「Release」に変更してください(Debugのままでも問題はない) f:id:torisoup:20150926014740p:plain

ターゲットをReleaseに変更できたら、続いてビルドメニューからソリューションのビルドを選択します。これでコンパイルされdllファイルがビルドされます。 f:id:torisoup:20150926014839p:plain

dllファイルは、(プロジェクト名)\bin\Release(プロジェクト名).dllに生成されています。

f:id:torisoup:20150926015036p:plain

GTAVで動作確認する

先ほど生成されたdllファイルをいつもMODを導入する時と同じように、scriptsフォルダに移動しゲームを起動してください。

ゲームが起動したら「F7キー」を押してください。プレイヤの近くに車が生成されるはずです。

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まとめ

以上がScriptHookV.NETでMODを開発するための環境構築の手順となります。
参照の設定がちょっとわかりにくいくらいで、それ以外は特に難しいことはないかと思います。

次回は今回使ったスクリプトの解説をします。